Variante Espiritual 1日目! 超巨大ボカディージョ!
Variante Espiritualについて
Variante Espiritualについてのパンフレットを貰えたのでその情報を簡単にまとめてみます。
その前にSantiago de Compostelaが何故キリスト教の聖地になったのかについてかなり簡単に触れておきます。
聖ヤコブ(聖サンティアゴ)の殉教後、その遺骸の埋葬をユダヤの王が許可しなかったので、弟子達がヤコブの遺骸を船に乗せて風の向くままに任せた。
そしてヤコブを乗せた船はガリシアの海岸に流れ着き川を登り現在のPadrónに行き着く。そこで彼の亡骸は一時行方が分からなくなるが、時を経てサンティアゴの地で彼の墓が見つかりサンティアゴはキリスト教の聖地となった。。とさ。
Variante Espiritualはポルトガルの道とサンティアゴ巡礼の起源となる"Ruta del Mar(海の道)"を合わせた道のことで、聖ヤコブの亡骸がサンティアゴに渡った道を行こう、というもの。
PontevedraからPadrónまでは2日で歩くのが一般的であるが、Variante Espiritualを通るとアルベルゲの関係で3日を要するようだ。
1日目
Pontevedra〜Armenteira(約21km)
難易度 中
2日目
Armenteira〜Vilanova de Arousa(24km)
難易度 低
3日目
Vilanova de Arousa〜Padrón
ボートに乗る(約2時間)
海、川沿いの道を歩くこともできる(28km)
2016. 7.28
Variante Espiritualへと入る矢印が見えないと困るので明るくなってから出発。
Pontevedraから21km先のArmenteiraまで行けばアルベルゲがあるそう。
Armenteiraまでの見所はPoioの修道院とCombarroの街並みの2つらしい。
今日も朝日が綺麗。
Pontevedraの2km先に分岐点があるらしい。
ここが分岐点。左に曲がればVariante Espirituaが始まる。
僕の前を歩いてた人達は悩みながらも右に曲がった。
分岐点にあった看板(参考までに)
他に歩く巡礼者は見当たらない。
昨日までの人の多さが嘘のよう。
アルベルゲを出てから約2時間後、2つの村を超えPoioの修道院が見えた。
ルネサンス様式とバロック様式が混ざっているらしい。
1.5ユーロで中を見学できる。
サンティアゴ巡礼のモザイク画
フランス人の道の街が描かれていた。
Roncesvalles
Puente la Reina
Fromista
Portomarín…
懐かしい、、スタンプ同様その街の名前を見れば出会った人々、景色などが頭に浮かび上がる。
かけがえのない大切な記憶。。
ホクホクした気持ちで修道院を出る。
フランス人の道を歩いたことがある方、いつか歩きたいな!って方、この修道院はオススメです!!
Poioを出るとすぐに海に出て、Combarroの街が見えてくる。
本当に気持ちの良い巡礼路。
Combarroの中心を抜けてからは登り坂が容赦なく続く。。
そのまま山道に入る
終わらない登り坂にへとへと…
カミーノを歩いていて何度も感じたことだが、海も山も空も本当に美しいなと思う。
Combarroの街から登り始めて1時間弱で展望台に着いた。
結構登った。
まだ山道は続く。。
Armenteiraのアルベルゲまであと3kmの標識。2kmが消されている…笑
そしてここからが長かった!!
どこまで続くねんっ!と1人で騒ぎながら歩いた。
獣道のような横道に逸れる。
そして、やっとArmenteiraに到着。
アルベルゲの看板がかなり少なく不安になるが、修道院を過ぎ巡礼路を歩き続けると見つけられる。
アルベルゲで出会ったポルトガル人夫婦アントニオ&テレサとバルで昼食。
頼んだボカディージョが…
こちら!
でか!笑
こんな長いフランスパン初めて見た。
昼食後は村を散策。
と言っても見るものは修道院しかない。
明日はVilanova de Arousaで一泊した後ボートに乗ろうと思っていたのだが、出航時間が13時らしくアントニオらは明日ボートに乗ってしまうそうだ。
3人以上巡礼者が集まらないとボートは出航しないという情報もあったので僕もそれに便乗することにする。
潮の干満によってボートの出航時間は変更されるそうなので、事前に確認することをお勧めします。
今日のアルベルゲ
Albergue de Peregrinos Armenteira
ベッド数18 キッチンなし(レンジあり) Wi-Fiあり