要塞の街Valença。ポルトガルから臨むスペインはキラキラ輝いて見えた!
2017. 7.22
7:30発
今日は17km先のValençaまで歩く。
Valençaはスペインとの国境近くにある村で要塞に囲まれた町だそうだ。
ちなみに内陸ルートと海沿いルートはここで合流する。
ここでひとつ言っておきたいことが、大半の巡礼者は1日に約30Kmは歩くことである。
学生で時間がたんまりある僕はのんびりのんびり歩いているだけなので、時間のある方は僕の行程を参考にして頂ければと思います!
農業用水で水浸しになった道。
悪路を越えるときは冒険を感じられ面白い。
1時間ほど歩いたところにカフェがあり、たくさんの巡礼者が休憩を取っていた。
羊がすごい勢いで草を食べていた。
フランス人の道では聞かない日はなかった"Buen camino”(スペイン語)、
ポルトガル語では"Bon caminho"と言うようだ。
Pedreiraの入り口にあるローマ時代の橋
巡礼路には古い橋がたくさんあり歴史を感じさせる。
Pedreiraを出たところに車で飲み物やお菓子を売る車があった。
今日の道にはコンスタントにカフェやバルがあり休憩する所に困らなかったが、なんとなく魅力的に思えず休憩する気にならないでいた。
こういう珍しいものに出会えたのはラッキーである。
砂糖まみれのドーナツとビールw
ドーナツをかじりながら歩いていると…
フランス人の道ではよく見られた寄付制の食べ物スタンドが!
家族で管理してるようで、4人の子供達がそばで遊んでいた。
この温かなホスピタリティが嬉しくてお腹は膨れていたがチョコケーキを頂いたw
これが本当に美味しかった!
ドーナツ買わなかったらよかった笑
スタンプも貰えた。
これまた心温まるデザインである。
(末っ子が押してくれたので欠けているがそれもいい思い出)
ホクホクした気持ちで歩いていると近代的な建物が増え始め、11時Valença着。
大きな町にはインフォメーションセンターがあるので地図を貰う。
町のアルベルゲの情報もここで聞ける。
公営アルベルゲは14時オープンだったが、時間前に入れてもらえた。
巡礼者にとって本当にありがたい心遣いである。
早速 要塞を観に行く。
要塞内は観光地になっているようで一般の観光客で賑わっていた。
Capella Militar do Bom Jesus
手前の銅像はポルトガルにおける最初の聖人、S. Teotónio。
彼の名は公営アルベルゲの名前にもなっている。
ミーニョ川を挟んだ向こう側はスペインである。
ポルトから歩き始めここまで来たのか…と感慨深くなった。
散策を終えるとお腹がすいてきた。
基本自炊で安く済ませるのだが、今日は素敵な街に滞在できて気分も良い。
久しぶりに外食をすることにした。
クレイジー2人組のパウロとガリレオも同じアルベルゲでオススメのレストランを教えてくれた。
(アルベルゲのオスピタレオのイチ押しでもある)
Restaurants Coroa Verde
menú del día(日替わり定食 9.5ユーロ)
かぼちゃベースのスープにメインの魚料理、プリン、赤ワインとどれも美味しかった。
パンもお代わりできたので大満足である。
明日はいよいよスペインに入る!
国境越えの勢いでどんどん先に進んでしまいそうだが、明日はその気持ちにブレーキをかけ3km(Valença〜Tui)しか進まないつもりだ。
3km…もはや朝の散歩である笑
ポルトガル側からスペインをゆっくり眺めたので、スペイン側からもポルトガルをゆっくり眺めたいと思ったのだ。
ちなみに同じアルベルゲの知り合い達からは全く理解されなかった笑
ポルトから歩き始め、たくさんの巡礼者に出会えた。彼らはTuiにはもちろん泊まらない。
だいぶメンバーが固定化され仲良くなってきた頃なので寂しくはあるが、素敵な出会い、別れ、そしてまた新しい出会い。これがカミーノの魅力だと僕は思っている。
明日に待ち受ける新しい出会いが楽しみである。
今日のアルベルゲ
Albergue S.Teotónio(6ユーロ)
ベッド数85 キッチンあり Wi-Fiあり