どうせなら 楽しく 〜ポルトガルの道〜

2016.7.17からスタートするサンティアゴ巡礼 ポルトガルの道(ポルト〜サンティアゴ)の日々を綴ってみます。

"地の果て"フィステーラから臨む夕日、そして巡礼の終わり。

2016. 8.1

 

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サンティアゴのバスステーションから9時発フィステーラ行きのバスに乗り込む。


車窓から時折見える黄色い矢印や巡礼者に懐かしさと羨ましさを感じる。


インフォメーションセンターで3時間かかると言われていたが2時間ちょっとでフィステーラに着いた。

 

公営アルベルゲはバス利用者お断りらしいので事前に調べておいたAlbergue Ara Solisへ向かった。

 

 

アルベルゲの前にある広場でむしゃむしゃパンをかじっていると、急に広場のゴミ箱が地面ごと持ち上がった。


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まさかと思って見に行くと…

 

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カルチャーショック受けました笑
ゴミの収集員 大変そうですね…

 


バスで来た身分でフィステーラの巡礼証明書を発行してもらおうと公営アルベルゲのレセプションに行ったが、案の定歩いた人にしか渡さないのことだった。。


ムシアまで歩いたあとそのままフィステーラに向かわなかったことを後悔!

巡礼証明書が欲しい方は歩いてください!!

 


今日の目的は最西端の岬からの夕日を見ること。
それまで時間があったので、街を軽く散策。

 

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船着場。

 

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ビーチ。
子供たちが飛び込んで遊んでた。

 


フィステーラは古い自分を捨て新しい自分に生まれ変わる聖地として有名らしく、巡礼者は海で身を清め身につけていた衣服を燃やし沈みゆく夕日とともに古い自分に別れを告げるらしい。

 

飛び込む子供たちを見て羨ましく思ってたのもあり、独り寂しく身を清めに行くことに笑

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にしても海の色が本当に綺麗!


かなり水が冷たく叫びそうになったが、独りではしゃぐのはみっともないので冷静を装って全身しっかり浸かった。

 

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手掴みで捕まえたタコを見せてくれた男の子。
まだ小さいから食べないそう。

 


身も清めたことだし岬へ向かう。
岬までは約3km。

 

程なくして到着。

 

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巡礼者の靴をかたどったモニュメント

 

0kmのモホン(道標)

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あと、衣類を燃やすことは禁止されてました。残念…

 

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"Que la Paz Prevalezca en La Tierra"
その隣には、、

 

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…なんか違う気がする笑
世界が平和でありますように、くらいでいいんじゃないかな。。

 

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今日の晩ご飯
やっぱり壮大な景色を前に食べるご飯は最高に美味しい!

 

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すごいはっちゃけたおばちゃん。
太陽よりみんなから注目されてた笑

 

 

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徐々に人が増え始め、、

 

そしてサンセット…

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カミーノの終わりをひしひしと感じ、対象のない漠然とした"ありがとう"が心に溢れた。

絶対にカミーノに戻ってくると心に誓った。



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みんなが帰り出したあと岩陰からダメなはずの煙が上がった。

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1人の女性が自分の靴を燃やしていた。
僕も靴下を炎に入れさせてもらおうと声をかけると、"今は話しかけないで!"と突き放された笑


わからないでもない。これまで自分を運んでくれた靴に感謝しているのだろう。

 

少し待っていたが、あまりの悪臭に興醒めし帰路についた笑


あんな綺麗な夕日を見せてくれたのにその空に向かって汚い煙は上げられない…

 


帰り道、考えてることが何も変わっていない自分に気がついた。


結局古い自分を捨て去ることはできなかった。でも何故だか新しい自分にはなれた気がする。


明日からも生きていこう!そう思えた。


これでいいんじゃないかな。

 

 


最後に言いたいこと、それは"感謝"。

カミーノで出会った人々、もう会わないだろう人も会いに行きたい人もみんなにありがとうと言いたい。


こんな文章を書いていると本当にたくさんの人の顔が浮かんでくる。

みんなの充実した楽しそうな顔が浮かんでくる。
どれもこれも僕の大切な思い出。


僕たちはサンティアゴを離れそれぞれのカミーノを歩き始める。

これからは黄色い矢印もホタテの道標もないから自分で道を決めていかなくちゃいけない。


みんなのカミーノが楽しく充実したものになることを願います。


かなり臭いこと書いてますが本心です笑
お酒も飲んでません笑

 

みんなに Buen camino!!
そしてこれからの僕に Buen camino!!

 

 


今日のアルベルゲ


Albergue Ara Solis(10ユーロ)
ベッド数16 キッチンあり Wi-Fiあり

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今回で巡礼ブログは終わります。
今日までこのブログを読んでくださった方々、ありがとうございました!


ブログを書く大変さを知ることができて良かったです。。


魅力的なブログを書き過ぎると、皆さんのカミーノが僕のものに似てしまう気がするので、あまり参考にならないものになって(実力的にならざるを得なくて)よかったなと思っています!


今後ポルトガルの道を歩く人のやる気に少しでも薪を焚べられたらいいなと思います。


また、カミーノを知らなかった方々にもカミーノに関心を持って頂けることを願います!!

 

それでは皆さん!

Buen camino!!


全てのカミーノはサンティアゴへ通ず!

2016. 7.30

 

5時半発。

街灯の少ない道を行く。
こんな早起きをして歩くのもこれが最後だと思うと悲しい…


本当に些細なことがこれまでのカミーノでの思い出と重なり、僕を切ない気持ちや幸せな気持ちにさせる。
カミーノってすごいな、とつくづく思わされる。

 

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暗闇の中歩いているといつの間にか川沿いの道を歩いており、肌寒さ相まってかかなりビビってしまった。
早起きして歩くつもりの人はライト必須!!

 

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さらに神聖なるヤコブさんが僕に追い打ちをかける笑

 

 

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サンティアゴまで20kmのモホン(道標)
あと4、5時間でサンティアゴに着いてしまうのか…


基本は幹線道路沿いを行くのだが、時々小さな村の中を歩く。

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3時間ほど歩いてやっと営業しているカフェを発見!

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エスプレッソを頼むと、小さいカステラとオレンジジュースもついてきた。
"おまけ"ってなんでこんなに幸せな気持ちになるんだろう。

 

 

気づけばあと5km。。

 

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自転車巡礼者にとっては、もうサンティアゴが目と鼻の先に感じられるのだろう。

 

 

O Milladorioに入ると右手に礼拝堂が見えた。特に急いでいるわけでもないので入ってみた。

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ピンクの服のおばちゃんがスタンプを押してくれた!

 

 

そして、サンティアゴ着。

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僕の今日のカミーノはここまで!!笑



明日の朝 カテドラルを拝み12時のミサに参加するというこだわりがあるので、そのままアルベルゲへ向かう。


カテドラルを見ないよう、旧市街に入らぬよう慎重に新市街を抜け、フランス人の道の時もお世話になったAlbergue Fin del Caminoへ。

 

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北斗の拳ケンシロウもこの道を歩いたようです笑


スペインには訳の分からないモニュメントが多く面白い。


午後はカテドラルを見に行くことも"できない"ので、ゆっくりと過ごす。

 

 

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ハムとチーズのボカディージョ

 

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汚い写真でごめんなさい!!


ポルトガルの道を始める前から少し穴の空いていた靴下。。
この靴下だけで歩き抜いた!

(ちゃんと毎日洗いました笑)


僕なんかより断然疲れ果てている。


足を守ってくれてありがとう!!

本当にお疲れ様!

 

 

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生ハムの原木を豪快にカットするお兄さん。
物欲しげな目で見つめていると食べさせてくれました。

 

 

アルベルゲの食堂でサンティアゴ到着を祝う団体。
ミニギターの伴奏による合唱。

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素人とは思えない美しいハーモニーに
23時前だというのに多くの巡礼者が集まり拍手を送った。

 


今日のアルベルゲ
Albergue Fin del Camino(9ユーロ)
ベッド数110 キッチンあり Wi-Fiあり

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2016. 7.31

 

ゆっくり出発。
アルベルゲからカテドラルまでは2kmちょっと。

 

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アルベルゲを出るとすぐに今日最大の難関が。。

 

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サンティアゴ新市街。
懐かしいという気持ちが強い。

 

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バルに入ると巡礼者がたくさんいた。


アルベルゲからカテドラルまでのルートはフランス人の道なので、もちろん知り合いに会うことはない。

「誰やねん」みたいな顔で見られました笑

 

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旧市街に入る。

 


そして、、

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着いた…
Catedral de Santiago de Compostela

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様々なカミーノを歩く全ての巡礼者が目指す場所。。


つい3.4週間前にゴールの感動を味わったところだったので、正直なところあまり興奮はしなかった。


あぁ、戻ってきたんだな…という感じ。

 

少しカテドラルを眺めた後、巡礼事務所に終了証を貰いに行く。

10時前に巡礼事務所に行ったが並ぶことなくすぐに手続きをしてもらえた。

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終了証(無料)と歩行距離を記した終了証(写真上 3ユーロ)を受け取り、次はインフォメーションセンターへ向かう。

 

サンティアゴの地図とフィステーラ行きバスの時刻表を貰った。

 

カテドラル前の広場は次々と到着する巡礼者で賑わっていた。

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写真を撮ったり仲間との再会を祝福したり、歌ったり踊ったり…


ただただ黙ってカテドラルを見つめる人もいた。

 

 

Variante Espiritualで出会ったアントニオ&テレサと再会。

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食事に招いてくれたり、翌日のカミーノ情報を詳しく教えてくれたりと本当に良くしてもらった!

 

 

広場に座ってカテドラルや巡礼者を眺めていると、あるグループのリーダーが近づいてきて少しだけ犬のリールを持っていてほしいと頼まれた。

 

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隣でフォークダンスを踊りだす彼ら。
それをただ見つめる犬と僕w

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彼らは"少しの間"30分間しっかり踊ってました…笑

 

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バスクからやってきたそうです。

犬を見預かったお礼にと彼らのお揃いTシャツを頂きました!

 


カテドラル前で野外コンサートがあるらしく12時開始らしい。


迷いに迷ったが、結局同じ時間から始まる巡礼者用のミサに参加。


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幸運にも2度目のボタフメイロも見る事ができた。

 

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カテドラルを出るとコンサートがフィナーレを迎えており、一番の盛り上がりを鑑賞することができた。

いやぁ なんかすごいついてる!

 

 

明日はバスでフィステーラに行く。
サンティアゴから歩くつもりだったのだが、なんかもういいかなと思ってしまった。


また歩き出したくなるその時までカミーノとはサヨナラしようと思う。


でもすぐカミーノが恋しくなるんだろうな。

 

スペイン最西端、"地の果て"フィステーラ。
最後まで楽しみたいと思います。

 

Variante Espiritual 2日目!やっぱり海はいい!

2016. 7.29

 

5時起き。

13時の出航に間に合わせるため、皆かなり早起き。

 

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このアルベルゲは簡単な朝食を用意してくれた。レンジがあるので温かい朝食が頂けた。


山の上なので綺麗な星空が見られた。

 

 

今日のカミーノ前半は"La Ruta de la Piedra y del Agua"という石造の水車小屋や緑溢れる美しい道を行くようだ。
せっかく綺麗な道を歩くなら明るくなってから歩きたい。

 

皆が6時前に出発するのを見送り、7時過ぎアルベルゲを出る。

 

La Ruta de la Piedra y del Agua

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急に道が開け広場に出る。

そこにあったのは…

 

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ブタ…

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ブタ…笑
何とも奇妙な広場だった。

 

 

急に朝日が差し込みカミーノの景色が一変!

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カミーノに差し込む朝の光はなんて優しくて美しいんだろう。

 

 

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川沿いの道を行く。

 

 

祭りの準備をしている村を通る。

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屋外でミサをしていた。

 


この村を出たところに標識がありVilanova de Arousaまで12kmと書いてあった。このままでは13時の出航時間に間に合わないと感じペースを上げる。

 

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ただ歩き抜ける。

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無心で歩き抜ける。。

 

 

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そして海を感じさせるマツ林を抜けると…

 

 

海!!!

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しばらくビーチ沿いを歩く。

 

この海の青さは何だ!!

と、叫びたくなるほどの青さ。

水の透明度が高い。飛び込んで体全体で海を感じたいところだが何せ時間に追われている。。

 

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海に滑り台…!?
滑りたい気持ちを押し殺し先に進む。何せ時間に追われている。。。笑

 


橋を渡ってVilanova de Arousaの街に入る。

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橋を渡って左に曲がると船着場がありここからボートに乗る。

 

昨日のアルベルゲ仲間とバルで時間を潰す。

みんなポルトガル人!


いや、めっちゃ時間余裕やんっ!笑

とジャパニーズ関西人の血が騒ぐ。


 

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チケットをVilanova de Arousaのアルベルゲのオスピタレオから買う。


彼がボートの手配をしているようだ。
19ユーロ。

痛い出費だがその価値は間違いなくある。

 

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13時半 ボート到着!
ガイドの名はサンティアゴ!何とも幸先の良い名前である。

 

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Vilanova de Arousaの海ではムール貝の養殖が盛んらしく養殖場がたくさんあった。

 

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サンティアゴがボートを止めてガイドしてくれる。

 

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さすがはサンティアゴ巡礼起源の道。
海や川に十字架や教会が立つ。

 

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ボートに興奮しみんなで大合唱。
元気だったのは序盤だけだったが…w笑

 

 

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出発して約2時間でPontecesuresとPadrónに架かる橋の手前がゴール。

 

Padrónのアルベルゲの人の多さを見越し、Pontecesuresの公営アルベルゲに向かう。   

 

 

結局、この道を教えてくれたシャロンには会えなかった。。
彼女はどこに行ったのだろうか…

 

 

明日は約10km先のFaramelloという村にあるAlbergue de peregrinos de Teoまで歩き、明後日サンティアゴに向かうつもりだったが、Faramelloの利便性の低さを考慮し明日サンティアゴの郊外まで歩くことに決める。

 

全く実感の湧かないまま明日サンティアゴ巡礼路ポルトガル人の道を"ほぼ"歩き終えてしまう。。


1週間のブレイクはあったものの、約60日間巡礼生活を送ってきた。
実感が湧かないのも仕方がないかもしれない。

 

 

明日はできるだけカミーノを噛み締めながら歩きたいと思う。

 


今日のアルベルゲ 

 

Albergue de peregrinos de Pontecesures
ベッド数54 キッチンあり Wi-Fiあり(最近は調子が悪いらしい)

それ毎日言ってんちゃうん?笑

と関西人の血が騒ぐ。


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Variante Espiritual 1日目! 超巨大ボカディージョ!

 Variante Espiritualについて


Variante Espiritualについてのパンフレットを貰えたのでその情報を簡単にまとめてみます。

 

その前にSantiago de Compostelaが何故キリスト教の聖地になったのかについてかなり簡単に触れておきます。

 

ヤコブ(聖サンティアゴ)の殉教後、その遺骸の埋葬をユダヤの王が許可しなかったので、弟子達がヤコブの遺骸を船に乗せて風の向くままに任せた。

そしてヤコブを乗せた船はガリシアの海岸に流れ着き川を登り現在のPadrónに行き着く。そこで彼の亡骸は一時行方が分からなくなるが、時を経てサンティアゴの地で彼の墓が見つかりサンティアゴキリスト教の聖地となった。。とさ。

 

Variante Espiritualはポルトガルの道とサンティアゴ巡礼の起源となる"Ruta del Mar(海の道)"を合わせた道のことで、聖ヤコブの亡骸がサンティアゴに渡った道を行こう、というもの。

 

PontevedraからPadrónまでは2日で歩くのが一般的であるが、Variante Espiritualを通るとアルベルゲの関係で3日を要するようだ。

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1日目
Pontevedra〜Armenteira(約21km)
難易度 中

2日目
Armenteira〜Vilanova de Arousa(24km)
難易度 低

3日目
Vilanova de Arousa〜Padrón
ボートに乗る(約2時間)
海、川沿いの道を歩くこともできる(28km)

 

 

2016. 7.28


Variante Espiritualへと入る矢印が見えないと困るので明るくなってから出発。


Pontevedraから21km先のArmenteiraまで行けばアルベルゲがあるそう。


Armenteiraまでの見所はPoioの修道院とCombarroの街並みの2つらしい。

 

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今日も朝日が綺麗。

 

Pontevedraの2km先に分岐点があるらしい。 

 

 

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ここが分岐点。左に曲がればVariante Espirituaが始まる。
僕の前を歩いてた人達は悩みながらも右に曲がった。

 
分岐点にあった看板(参考までに)

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他に歩く巡礼者は見当たらない。

昨日までの人の多さが嘘のよう。

 

 

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アルベルゲを出てから約2時間後、2つの村を超えPoioの修道院が見えた。

ルネサンス様式とバロック様式が混ざっているらしい。
1.5ユーロで中を見学できる。

 

 

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サンティアゴ巡礼のモザイク画
フランス人の道の街が描かれていた。

 

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Roncesvalles

 

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Puente la Reina

 

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Fromista

 

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Portomarín…


懐かしい、、スタンプ同様その街の名前を見れば出会った人々、景色などが頭に浮かび上がる。
かけがえのない大切な記憶。。

ホクホクした気持ちで修道院を出る。


フランス人の道を歩いたことがある方、いつか歩きたいな!って方、この修道院はオススメです!!

 

 

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Poioを出るとすぐに海に出て、Combarroの街が見えてくる。

本当に気持ちの良い巡礼路。

 

 

Combarroの中心を抜けてからは登り坂が容赦なく続く。。

 

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そのまま山道に入る
終わらない登り坂にへとへと…


カミーノを歩いていて何度も感じたことだが、海も山も空も本当に美しいなと思う。

 

 

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Combarroの街から登り始めて1時間弱で展望台に着いた。

結構登った。

 

 

まだ山道は続く。。

 

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Armenteiraのアルベルゲまであと3kmの標識。2kmが消されている…笑

 

そしてここからが長かった!!
どこまで続くねんっ!と1人で騒ぎながら歩いた。

 

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獣道のような横道に逸れる。

 

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そして、やっとArmenteiraに到着。

 

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アルベルゲの看板がかなり少なく不安になるが、修道院を過ぎ巡礼路を歩き続けると見つけられる。

 

アルベルゲで出会ったポルトガル人夫婦アントニオ&テレサとバルで昼食。

頼んだボカディージョが…
こちら!

 

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でか!笑


こんな長いフランスパン初めて見た。

 

 

昼食後は村を散策。
と言っても見るものは修道院しかない。

 

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アルメンテイラ修道院
1149年に着工された歴史ある修道院

 

 

明日はVilanova de Arousaで一泊した後ボートに乗ろうと思っていたのだが、出航時間が13時らしくアントニオらは明日ボートに乗ってしまうそうだ。


3人以上巡礼者が集まらないとボートは出航しないという情報もあったので僕もそれに便乗することにする。


潮の干満によってボートの出航時間は変更されるそうなので、事前に確認することをお勧めします。

 

 

今日のアルベルゲ

 

Albergue de Peregrinos Armenteira
ベッド数18 キッチンなし(レンジあり) Wi-Fiあり

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逃げても負け!笑 みんなで行こうよ!サンティアゴ!

2016. 7.27

 

個室だったので熟睡。

 

今日は予定通りPontevedraまで歩く。
マンモス集団から解放され気持ちも何だか軽くなった!笑

 

 

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朝日に照らされたロマネスク様式の橋(Puente Románico Pontesasampaio)を渡りArcadeの町を出る。

 

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しばらくアップダウンを繰り返す。

 

 

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でこぼこの上り坂を自転車を押して登る巡礼者。
自転車での巡礼も苦労が多そうである。

 


峠を越えたところで男性がホタテ貝のアクセサリーを売っていた。


彼は"お疲れ様!Pontevedraまでもう登りはないよ!"と通る巡礼者みんなに優しく声をかけていた。


聞くとアクセサリーを全く売れないとのこと、、


"アクセサリーが売れることより巡礼者と挨拶を交わす方が嬉しいんだ!"とサラッとかっこいいことを言っていた。

 

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看板に従い巡礼路から少し外れたカフェでコーヒーを飲む。


静かなカフェでコーヒーブレイクを楽しんでいると、高校生くらいのお揃いの青Tシャツを着た男女がカフェに入ってきた。


ふと嫌な予感がした…

 

 

その予感は的中し、すぐにカフェは若者で溢れかえった。

 

ここにもマンモス集団はいた… もう逃げられない。。そう感じた瞬間だった笑

 

 

カフェを出るとすぐに礼拝堂が見えた。

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Capilla de Santa Marta
この礼拝堂にはスタンプが置いてあった。

 

 

この礼拝堂からは車道沿いを行く。

 

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巡礼者のアートが印象的なバル。
たくさんの巡礼者で賑わっていた。


Redondelaの公営アルベルゲに着いた。(13時オープン)
地図で確認すると、このアルベルゲは町の中心からかなり離れた場所に位置していた。

 

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僕は11時に着いたのだが、既に10人ほどアルベルゲの前で待っていた。
ここからさらに人は増え、、

 

12時w

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この人の多さは想定外であった。
時期のせいなのか、偶然なのか…

 

いやいや、こんなにたくさんの人と同じゴールを目指してるなんて素晴らしいことじゃないか!!と自分に言い聞かせる。

 

 

Redondelaはかなり大きな街のようで教会などの見所も多い。
ランニングをしながら面白そうなところを周った。

 

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闘牛場
8月に闘牛が行われるようだ。

 

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飲む気の失せる水飲み場

 

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Basílica de Santa María

 

 

Pontevedraのそばを流れるレレス川にはいくつもの橋が架かっていて、形がそれぞれ違う。


例えば、、

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これらの橋がかなり近い位置に並んでいるので、それを見ているだけでも面白かった。

 

アルベルゲから約3km離れたところにIsla de las Esculturas(彫刻の島)という名の島があり名前に惹かれ行ってみた。

 

おっ!こんな作品や、

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こんな作品

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こんなのや…

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奥に映るのはなんと"石の椅子"らしい…

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…思ってたのと違うっ!!笑
僕には作品の素晴らしさが分かりませんでした、、

 

 

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旧市街の路地は絵になる。

 


そして、この教会が本当に凄かった!!

 

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Iglesia de Santa Clara

 

何が凄かったって、内部のステンドグラス!!

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息を呑むってこのことだなと思った。

 

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入り口上部の薔薇窓もかなり素敵。

 


散策を終えアルベルゲに戻って夕飯作り。
と言っても白米を炊いただけで、おかずはハムとトマト。

 

あと寿司握ってみたw

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実験的に食堂のテーブルの上にしばらく置いてみたのだが、誰も興味を示してくれなかった。

 

 

寝る直前、シャロンが"Variante Espiritual"について教えてくれる。

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なんでもPontevedraからPadrónまでの行き方が二通りあるというのだ。
1つが僕も当然のように歩くと考えていたメジャーなルート、もう1つが"Variante Espiritual"。


シャロンの話を聞く限りかなり魅力的な道。何しろ人が少なめらしい!!
この道についての情報がほとんどないことも興味が惹かれる要因の1つだ。


良い情報をくれたシャロンに感謝!
明日からは急遽予定を変更しVariante Espiritualを歩くことにする。


明日 この道について少しまとめてみます。

 

 

ランニングをしてクタクタ。
歩くときと走るときでは使う筋肉が違うことを身をもって感じた。

 


今日のアルベルゲ

 

Albergue de Pontevedra La Virgen Peregrina
ベッド数56 キッチンあり Wi-Fiあり

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逃げるが勝ち!のんびり行こうよ!サンティアゴ!

2016. 7.26

 

5時 ごそごそと荷造りを始める音で目が覚める。
やはりマンモス集団の朝は早い。。


早朝に出発する巡礼者は出来るだけ静かに荷物をまとめアルベルゲを出るのがマナー。


しかし彼らは大声で喋る、喋る、喋る、、
朝から彼らを叱る人も現れかなり険悪な雰囲気に笑

友達とカミーノなんてテンションが上がる気持ちは十分過ぎるほど分かるが、今日の目的地を変更したことは正解だったなと確信した。

 

 

8時アルベルゲを出る。

 

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サンティアゴに向かっていることを再確認する。

 

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メッセージが書かれたホタテ貝がたくさん吊るされていた。
日本の神社や寺院にある絵馬のよう。

 

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林の中を歩いて行くと海が見えてきた。

 

 

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1時間半でArcade着。
まずはアルベルゲ探しである。

 

巡礼路沿いにアルベルゲを見つけた。

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Albergue Lameiriñas (12ユーロ)
12時半オープンなので少し町を散策することに。

 

 

少し巡礼路沿いに進むとアルベルゲがもう1つあった。


窓から中を覗き見していると、入り口からシャロン(Ponte de Limaから何度も出会ったアイルランド人)が出てきた!


まさかの再会に2人で大喜び。


彼女はArcadeの町が気に入ったらしく、昨日からこのアルベルゲに宿泊しているらしい。

彼女の猛烈な勧めもありこのアルベルゲに宿泊することにする。

 

オスピタレオはかなりフレンドリーなおじちゃん。

彼は僕が1人なのを見ると嬉しそうにある部屋に案内してくれた。

 

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個室っ!!!

キッチンは一階と二階に1つずつあるしもちろんWi-Fiもある。

 

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二階の共有スペースからの景色も良い!
いやぁ このアルベルゲにして正解だった。

 

上機嫌で散策に出かける。
まずは海!

 

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船着場

 

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かなり絵になる町だと思う

 

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隣には小さなビーチがあった。
シャロンは昨日今日とずっとこのビーチで過ごしたようだ。


 

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因みにシャワー、トイレ完備。

 

 

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衣類や食品を売るマーケットの片隅にチュロスの屋台が出ていた。


この雰囲気にやられ思わず買ってしまった。。


"これおまけしとくねー"とチュロス一本とビスケットを入れてくれた屋台のおばちゃん!
近所のたこ焼き屋もこんな感じだったなぁ。

 

 

そして、いよいよ本日の目玉!
牡蠣である。

 

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牡蠣のモニュメントに期待が膨らむ。

 

メインの道にはいくつかのシーフードレストランがありどこもだいたい同じ値段で牡蠣を提供しているそうだ。

 

名前が気に入りこの店に決める。

Bonsai

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牡蠣12個と白ワイン

この暑い季節に生牡蠣なんて食べて大丈夫か?と不安がよぎったが名物だし食べない手はない!

 

時期のせいかもしれないが、日本の牡蠣に比べて身は小ぶりで塩気が強い。


日本の牡蠣のようなクリーミーさはあまりなかった。

 

フレンドリーな店員さんにBonsaiは日本語であることを教えると目を丸くして驚いていた。

 

 

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アルベルゲに戻ると、びっくりするくらい潮が引いていた。

 

久しぶりに設備の整ったキッチン。

 

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夕飯はズッキーニトマトパスタと卵焼きとビール。

 

夕飯のあとは、二階からの景色の変化が楽しく何度も見に行ってしまった。

 

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Arcadeとこの町のアルベルゲ Albergue O Lar de Pepaはかなりオススメ!

 


今日のアルベルゲ

 

Albergue O Lar de Pepa
ベッド数10(個室あり) キッチンあり(2つ) Wi-Fiあり

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見えないプレッシャーに追われて

2016. 7.25

 

目が覚め時計を見ると5時前。
中学の先生とみられる人達が暗い部屋の中荷造りを始めていた。


想定外の早さ、、

 

先生たちには様々な準備がありこれからミーティングでもするのだろう、と思い少し様子を見ることに。


しかし、まだ暗い部屋の中で生徒らしき若い女の子が荷物を担ぐ姿を捉えた瞬間、僕は跳ねるように起き上がりすぐにでアルベルゲを出発した。

 

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外からアルベルゲを見ると、僕の寝ていた部屋には電気がついていた。


彼らに先を越されるところだった、、


電灯のない道では携帯のライトで黄色い矢印を探しながら迷い迷い進む。
特別綺麗というわけではなかったが星が見えた。

 

 

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モホン(巡礼路にある石の道標)を見て驚いた。
知らない間にサンティアゴまで残り100kmを切っていた…

少し寂しい気持ちになった。



1時間ほどでMos着。

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かなり新しい村のようで公営のアルベルゲもあった。


Albergue Santa Baia de Mos(6ユーロ)
ベッド数16 キッチンあり Wi-Fiあり

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アルベルゲ前にはバルが数件あったので食べ物に困ることはなさそうである。

 

 

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Mosを出てからは登り坂が続く

 

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道中 1匹の美しいネコに一目惚れ。

 

 

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東側にずっと山があったので遅い日の出。
星空と朝日を見て暑い陽射しも避けられた。早起きの巡礼もまた良い。

 

 

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Chan das Pipasに入り林を抜けると急に視界が開けた。

 

ここでポルトガルの道2日目に一緒に歩いたトゥリーズとまさかの再会!

カミーノのトイレ事情に苦言を漏らしてい彼女である。


みんなカミーノの上にいるから別れてもまた出会えたりする。

だからカミーノは楽しい!!

 

 

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広い道路に出ると間もなくRedondelaに到着する。


この日はずっと何かに追われている気がして気持ちに余裕がなかった。


 

 少し焦ったこともあり、ほぼアルベルゲには一番乗りだった。

アルベルゲ前で13時のオープンを待っているとマンモス集団が続々と到着した。

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アルベルゲ前にシートを敷いて寝転がったり音楽を大音量で流しカラオケを始める。


それを見て 嫌な顔をして通り過ぎる巡礼者もいれば、 このアルベルゲを断念する人たち、困った顔をしながらもオープンを待つ人々と様々。。


彼らが別段悪いことをしているわけではないのだが、長時間歩いてやっと着いたアルベルゲがこの状態だと流石に皆こたえるのだろう。

 


水仕事を終えたあと、スーパーに行くがどこも閉まっている。


パン屋のおばちゃんに聞くと今日は聖サンティアゴの日で祝日らしい。


聖地サンティアゴ デ コンポステーラでは祭りが盛大に催されるとか。


4日前一緒に歩いたレビーは今日サンティアゴに着いたらしく、賑やかな祭り気分を味わっていると連絡があった。
羨ましいぞ、レビー!!笑

 

 

Redondelaは海辺の町だと聞いていて楽しみにしていたのだが町並みを見ても全く海を感じられない。

これは諦めきれない!と、

 

アルベルゲから歩くこと30分。。

 

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かなり暑かったが、その暑さを忘れるくらい海風が気持ちよく景色も良かった。


  

昨日に引き続きRedondelaのアルベルゲにも十分な調理器具が揃っておらず、とろけさせてあげられなかったチーズをパンに挟み、切ってあげられなかったトマトは丸かじりで頂いた。

せっかくとろけるチーズを買ったのに、、涙

 

 

フランス人の道でもそうだったが、調理器具のない名ばかりのキッチンを備えるアルベルゲは少なくないようだ。特にガリシア地方のアルベルゲにその傾向がみられる気がする。



マンモス集団は明日Pontevedraまで歩くそう。

僕もそのつもりでいたのだがこの情報を聞いてあっさり予定変更。笑


Redondelaの6km先にArcadeという良さげな海辺の町がある。

昔からArcadeの牡蠣は有名らしく美味い牡蠣が食べられるそうだ。

 


今回の"マンモス集団"のような中高生の団体をフランス人の道でも見かけることがあった。


中学や高校時代に当時の友人らとカミーノを歩いていたら…と想像すると、それは絶対に楽しいもので彼らのことを素直に羨ましく思う。


素敵な経験と思い出をカミーノは彼らに与えるのだろう。

 

 

今日のアルベルゲ

 

Albergue de peregrinos Casa da Torre de Redondela(6ユーロ)
ベッド数42 キッチンあり(調理器具 少) Wi-Fiあり

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